素振りはそれぞれ20本を1セットとして、2回は繰り返して見てください。
竹刀を振るだけでは上達しません、注意書きを読みながら稽古で先生が説明したのを思い出しながらトレーニングしましょう。
その1 素振りと足さばきは基本の「き」、がんばれの巻き
① 大素振り
大きな、おお~きなすり足と素振りをしましょう。
(ルール1)両足の足の裏(つま先から親指の付け根)は床から離さないようにすり足
(ルール2)肩から手までを一本の棒のように振り回そう
(上達のコツ)振り下ろした瞬間に、すり出した足へ引き付ける足がピタッと付くように
(さらに)大きな動きの中で竹刀が空気を切る音を感じよう
②2拍子の正面素振り
連続の面をすり足で素振りしましょう。
(ルール1)両足の足の裏(つま先から親指の付け根)は床から離さないようにすり足
(ルール2)手首と肘をあまり曲げないこと
(上達のコツ)振りかぶりはバンザイにならないよう、頭ギリギリを目標に
(さらに)相手の面に竹刀がめり込んだところから次の面に移るイメージで
(さらにさらに)息継ぎを少なめに。前後2セットでで1回の息継ぎを目標としてみよう
③左右面の素振り
(ルール1)両足の足の裏(つま先から親指の付け根)は床から離さないようにすり足
(ルール2)手首と肘をあまり曲げないこと
(上達のコツ)左手は正面素振りと同じ動き、右手は手のひら側と甲が見えるようしっかりと返す
(さらに)低く振り回すのではなく、上から面の幅でザクザクと打つこと
(さらにさらに)面だけでなく、胴の左右素振りにもチャレンジしよう
その2 試合の動きの練習、素早さを身に着けようの巻き
① 一拍子の素振り(前進のみ)
流れるようなすり足と素早い面内を身に着けよう
(ルール1)一歩踏み出して引き付けるまでの間に、振りかぶって打ち下ろそう
(ルール2)足を滑らし始めてから振りかぶりに入ろう
(上達のコツ)足を滑らせながら竹刀で相手を押し出すようなイメージを持とう
(さらに)鋭い振り下ろしに、左足の引き付けが一緒になるようにしよう
(さらにさらに)打ち終わったときにもう一歩歩みだすイメージでチャレンジ
②踏み込む一拍子の素振り(前進のみ)
50cm程度飛び込んでの一拍子面を身に着けよう
(ルール1)正しく中段に構え、右足を軽く浮かしたところから一拍子打ちをする
(ルール2)体が前に動き出したところから、頭の上まで大きく振りかぶって打つ
(上達のコツ)左足の親指の付け根は最後まで床から離さないこと
(さらに)左足のひざを曲げずに、左足で前に伸びるイメージのあとに踏み切る
(さらにさらに)打って止まらず、2~3歩前にトントンと勢いで進んでみよう
③左右にさばいての面素振り
相手が面を先に打ってきたときの素早い裁きを身に着けよう
(ルール1)30cm程度左右に、一拍子で打つこと
(ルール2)さばいた後の面は一本になるように打ち切ろう。だらだらはダメです
(上達のコツ)目はまっすぐ遠くの目標から目を離さないでチャレンジしよう
(さらに)さばいて打った後に3歩くらい打った勢いで前に出てみよう
わからない時は保護者の方にお願いして先生に質問してみよう。