テレビのスポーツ系バラエティー番組やドラマ等で剣道を観られた方も多いと思いますが、多少誤解が生じているように感じます。
詳細は、一般財団法人全日本剣道連盟のホームページを確認されることをお勧めしたうえで以下に剣道の一部をご紹介します。
私たちが稽古に取り組んでいる「剣道」は一般財団法人全日本剣道連盟の試合・審判規則に定められたルールで行うものす。
稽古相手、試合相手を大切にし、打ち突きすることにより勝負を楽しむのではなく、心を育て、健全な身体を育てることを目的として取り組んでいます。(財団法人広島県剣道連盟の剣道解説書
「剣道修行の目的及び効果」に明記)
主な特徴は下記のとおりです。
1 服装と防具
白色または紺色の剣道着(胴着と袴)を着用します。
剣道着には夏用や冬用という規定はありません。ただ、他の武道(弓道など)の胴着は薄いため打突時の安全面から薦めていません。
※2019年4月の試合・審判規則改正により、胴着の袖は小手の筒部は手首から肘までの半分を覆うこと
2 剣道防具
面、小手、胴、垂(たれ)を使用します。サイズには幼少年用から大人用まであり、体に合ったものの使用を薦めています。
※2019年4月の試合・審判規則改正により、小手の筒部は手首から肘までの半分を覆う長さであること
3 竹刀
中学生以上には長さの規定がありますが、小学生までは床面から脇の下までの長さ程度のものを薦めています。
4 試合
1辺が9m~11mまでの四角形の試合場内で、1対1の三本勝負の試合をします。
試合時間は剣道試合・審判規則では「5分後基準とし、・・・」となっていますが、試合ごとに定められる大会規則・申し合わせ事項で指定されます。
小学生の場合は2分程度、個人戦の場合は勝負が決するまでの時間無制限の延長戦があります。
他のスポーツと異なり、監督も観客・応援者も声を出しての指示、応援は禁止され、応援は拍手のみとなっています。
5 稽古
素振り、基本技稽古、応用技稽古、指導稽古、互角稽古を行います。
※熱中症予防から休憩と水分補給に配慮